おば茶タイムズ 西風新都を100倍楽しむレポートを、おば茶記者がお届けします!

ちんちくりん

ちんちくりん
COCORO店
(西風新都)

「ハイ、オーダーイタダキマシタ〜〜〜!」
「ありがとうございます!」

広い鉄板カウンターではじゅうじゅうと音をたてお好み焼きが焼けておりますのは、Haruno gate の正面右側の「ちんちくりん」さん。
ありとあらゆる意味で二つのお店は対極です。圧倒的な「和テイスト」、オレンジ頭のペンギンがずらっと並んでいるかのようなソース入れの群を見ると、気分があがってくるのは、きっとおば茶記者だけではないと思います。
お好み焼きといえば、我々にとっては「広島のお好み焼き」がお好み焼きなんですけど、県外(東京とか)行くと、「広島焼き」などと言われて、ちょっぴり残念というか、むかっとくるのでございます。 

こちらオレンジ色の麺は今話題の「唐麺」。唐辛子が練り込んである麺です。
「ちんちくりん」さんのメニューを見せていただくと、すごい品数なんです。お好み焼き屋さんでお好み焼き以外のメニューも豊富にあるお店ってそうそう無い気がいたします。
「宴会でお好み焼き屋を選ぶというのはあんまりないと思うけど、居酒屋はアリ。だったら居酒屋メニューも充実させよう!」と、街の居酒屋に負けないメニューを作っておられました!
これは食べねばなるまい…!おば茶記者の食いしん坊魂に火が付いたのでございます。

「ちんちくりん」COCORO店ではありませんが、おば茶記者のオフィスのすぐそばにある大手町店に早速行ってきました!戦後に建てられた民家を改築した、長らく創作料理のお店だったのが、お好み焼き屋さんになったのであります。ひとりで行って大丈夫なんかいな?と、おそるおそる訪ねたおば茶記者に、若い店員さんは優しくカウンターに案内してくださいました。

おば茶記者のオーダーはこちら。「しょぶり焼き」です。こちら、牛ミンチを鉄板でじっくり焼いて余計な油脂を流し出すように鉄板上でコテをつかってキレイキレイにした後、野菜を重ねていくというやり方でした。この流れるような手わざはスピーディーかつ正確で、見事の一言!コテをコンパスのようにぐるっとまわしてカタチづくられた端正なフォルムをご覧あれ!まんまるデス!美しいソースの照り、卵の黄色と葱のグリーンの対比はもう見つめているだけでよだれが・・・!!!

麺は4種類から選べました。おば茶記者は「生麺」を半そばでオーダー。この生麺が超ヤバかった。カリカリ、むちむち、ほわっ!です。ええですか、大事なことなので2へん繰り返します。
「カリカリ、むちむち、ほわっ!」
この食感三重奏で口の中を攻め込まれたら、おば茶記者、がっついて食べるしかないのでございます…。その麺に牛ミンチのダシがしみ込んで食べるときの香ばしさったら!!!!!広島に生れ落ちて以来、離乳食からお好み焼きを食べ続けてきたおば茶記者ですが、この「しょぶり焼」、ほっぺたが落ちました〜〜〜!!!

居酒屋メニュー…と、眺めてついオーダーしたのが「牛ザブトン」のステーキ。肩肉の芯の部分の希少部位だそうです。分厚い噛み応えのある肉がぎゅっとジュースを抱きしめていましたよ!!!そしてトンペイ焼き。中にごつい豚ばら肉が入っていて出し巻玉子でふんわりくるまれております。こちらもトッピングの天かすがカリカリとしていて味わいと食感を楽しめました。 超絶美味しかったです!!!