本場インドの味をそのままに伝えるカレー屋さん
今や、日本の国民食として不動の地位を獲得しているカレー。
そのふるさとは、インドで、カレーライスが日本にはいってきたのは明治維新以降だそうな。
カレールウを購入するのに各家庭が年間おいくらくらい支出しているか?そんな調査結果があることを皆さま、ご存知でしょうか?
総務省統計局の『家計調査』品目別データ(平成17〜19年平均)によると、広島市の世帯あたり年間支出金額は全国16位・1490円なんだそうです。
(ちなみに1位は新潟市の1,660円。47位は神戸市で1,195円)
大人も子どもからも絶大な人気を誇るカレーでございますが、本場インドの味をそのままに伝えるカレー屋さんが沼田にあるそうな。
その名は「ガネーシュ」
宇品や鷹野橋などにもチェーン店を持つお店で結構な人気らしい。
「そりゃ、食べにいかにゃなるまあ」
優雅な手つきでナンを焼くお兄さん
早速出かけてみると、日曜日の夜だけあって店内は家族連れでにぎわっておりました。
入り口はいってすぐにある厨房は、底光りするほどぴかぴかに磨き上げられ、実に清潔で美しい。
実に優雅な手つきでナンを焼くお兄さんの一連の動作に思わず釘付けになりました。
注文の都度、生地をひろげてタンドールでナンを一枚ずつ焼いていきます。
肉まんくらいの大きさの生地を手にとり、ゆっくりと押し広げ、手のひらでぴたぴたとたたきながら薄くうすく伸ばして、タンドール(土がま)にぺたり、と張り付けてて焼き上げます。
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タンドール(土かま)にナンを入れるお兄さん |
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ぺたりと張り付いたナン |
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このナンを焼く技術、こちらは母国ではライセンス制なんだそうです。ライセンスをとって、10年、お店で経験を積んだ人たちが、この厨房におられるんだそうです。
やみつきになりそうなカレー
職人技を間近に見ながら、数あるメニューの中からおば茶が選んだのは、ベジタリアンのプレート。
カレーは薫りで食べる食べ物です。こと野菜だけのカレーは、ソースをどうつくるか、がおいしく食べる鍵になります。
果たして。
運ばれてきたプレートには、3種類のカレー、いろいろ野菜のカレー、ほうれんそうとチーズのカレー、チャナダル(ひよこ豆のカレー)、サラダ、中華ちまきより大きなサモサに、頭よりおおきなナンとパーパル(スナック)。
ナンは、アーモンドスライスを入れて焼いてもらいました。
辛さは「ベリーホット」で注文。
食べてみると、カレーソースの舌触りが実になめらかで、野菜にもスパイスの香味がしっかりとしみていて、とても豊かな味わいでした。
食べすすめると辛さが口の先からではなく、身体の内側からじわじわっとにじみでるのがなんとも心地よく、やみつきになりそうなカレーでした。  |